古都 ーThe Old Capitalー

「古都」

この2文字に含まれるロマンに僕は心惹かれる。朽ち果てた都が見せる諸行無常。盛者必衰の理を語る、遠い日々の夢の跡。

日本で古都といえば京都や鎌倉であるが、ベトナムではフエがそれにあたる。

フォン川は旧市街と新市街を隔てている(向かって右が新市街)

18世紀から100年以上もの間、首都として栄えた。市内を突っ切るようにフォン川が流れている。橋を渡りいにしえの門をくぐると町並みが一変する。

この門をくぐると町並みが一変する

新市街には観光客が多いのだが、旧市街には市民の暮らしがある。

かつての王宮

かつての都の跡も旧市街にある。屹立する城郭。四方には敵の侵入を防ぐ、お堀が張り巡らされている。蓮池には白い花が咲いていた。

ベトナムの国花でもある蓮の花

ベトナム国旗が高々と掲げられているのは見張り台だった。夜になるとライトアップがされる。

屋台にも灯りが灯る。焼きバナナの甘い香りが鼻をつく。

川べりには夜店が並ぶ

エティーン君とはフエでお別れだった。彼はNGO職員として働いているキルギスに帰る。

別れ際、互いのノートブックにコメントを書きあった。僕は末尾にこう書いた。

「友との別れは悲しいが、涙を拭いて笑顔で手をふろう。オーヴォワール(さようなら)」

エティーン君を乗せたバスは経由地のサイゴンへ向かった。

第10話 「幾山こえて」

https://dokushoplacecom.wordpress.com/2018/03/22/幾山こえて/?preview=true

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